『CLOSE-UP』の5曲目は【SAME GIRL】(以下【セイム・ガール】)。
【セイム・ガール】は,とにかく悲しい。涙の出ない,質の異なる悲哀を感じる。このトラックを聴いていると大抵もの思いにふけってしまう。
デヴィッド・サンボーンのアルト・サックスの響きが“雅楽”している。雅楽→武家社会→○尊○卑→【セイム・ガール】?
ああ,悲しい運命。それでも女性は(いつの時代も)優しく美しい。真に女性は男性に愛されるべきである。
そう。【セイム・ガール】は,デヴィッド・サンボーンが捧げる,世の女性たちへの哀悼歌,また賛美歌である。
DAVID SANBORN : Alto Saxophone
MARCUS MILLER : Piano, Keybords
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