ニール・ラーセン / ジャングル・フィーバー / LAST TANGO IN PARIS

4.5

『JUNGLE FEVER』の7曲目は【LAST TANGO IN PARIS】(以下【ラスト・タンゴ・イン・パリ】)。

 “メロディー・メイカー”ニール・ラーセンを前面に押し出した『JUNGLE FEVER』の中で唯一のカヴァー曲である【ラスト・タンゴ・イン・パリ】なのだから,これぞ弾きまくりのセッション曲。

 イントロからのウィリー・ウィークスのビートの脈打ちに席に座っていることなどできなくなり,ニール・ラーセンの攻めるオルガンに身をよじらせ,マイケル・ブレッカーの熱いブロウにヘッドバンギングしてしまう。

 【ラスト・タンゴ・イン・パリ】のキーマンは,ウィリー・ウィークスの最高のベース・ラインと連動するバジー・フェイトンのリズム・ギターであろう。
 耳に飛び込んでくるギターではないのに,リズムを刻んでいるかと思えば,一転して転調しては場をリードしてドライブしまくっている。バジー・フェイトンの目まぐるしいギターの動きがあればこそ,ウィリー・ウィークスが自由にリズムを外れていけるし,そのスペースをラルフ・マクドナルドパーカッションがサンバ調で埋めていく。

 「フル・ムーン」のブラジリアン・フュージョンが素晴らしい理由は,ベースドラムパーカッションを“裏で回す”リズム・ギターの存在にある。

 
NEIL LARSEN : Keyboards
BUZZ FEITEN : Guitar
WILLIE WEEKS : Bass
ANDY NEWMARK : Drums
RALPH MACDONALD : Percussion
MICHAEL BRECKER : Tenor Saxophone
LARRY WILLIAMS : Alto Saxophone, Alto Flute
JERRY HEY : Trumpet, FlugelHorn

JUNGLE FEVER-1
JUNGLE FEVER
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