マンハッタン・ジャズ・クインテット / 枯葉 / AUTUMN LEAVES

4.5

『AUTUMN LEAVES』の4曲目は【AUTUMN LEAVES】(以下【枯葉】)。

 【枯葉】の入りはマイルス・デイビスを感じさせる王道的な展開であるが,曲が進むにつれて,長めのソロ廻しで聴かせるトラックであることが判明していく。もはやマイルス・デイビスなんて眼中になし!?

 ルー・ソロフデビッド・マシューズジョージ・ヤングの3人のアドリブが,即興なのに【枯葉】方面のフレージングでまとめられている。3人の高いジャズメン気質に好感が持てる。

 そうして「やっと出ました!」7分59秒からのチャーネット・モフェットの緻密なベースソロ。ここまで鳴りを潜めていたチャーネット・モフェットの見事な構成力に「マンハッタン・ジャズ・クインテット」のベーシストは,今でもチャーネット・モフェットの面影を落としている。
 ラスト10分30秒以降のベース・ワークの着地点も実にお見事で,チャーネット・モフェットには「若年寄」の称号を襲名してもらいたい。

 それにしても11分15秒という演奏時間の長い【枯葉】なのに,冒頭がマイルス・デイビスっぽかった以外は,過去のどのジャズメンの【枯葉】とも似たような印象を抱くことなく一気にフィニッシュする。
 たくさん聴いてきた【枯葉】なのに,新鮮な響きがグングン迫ってきて,スロー・テンポなのに演奏に熱気を感じてしまう。小粋で洗練された【枯葉】が聴き飽きない。

 凄いぞ,天才だぞ,デビッド・マシューズというピアニストは!

 
MANHATTAN JAZZ QUINET
LEW SOLOFF : Trumpet
GEORGE YOUNG : Tenor Saxophone
DAVID MATTHEWS : Piano
CHARNETT MOFFETT : Bass
STEVE GADD : Drums

AUTUMN LEAVES-1
AUTUMN LEAVES
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

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