ビル・エヴァンス / ポートレイト・イン・ジャズ / SPRING IS HERE

5.0

『PORTRAIT IN JAZZ』の8曲目は【SPRING IS HERE】(以下【スプリング・イズ・ヒア】)。

 クラシックの名曲【ノクターン】が始まったかと思う,静かな静かなイントロで幕開ける【スプリング・イズ・ヒア】は,深~く深~く落ちていく“内省エヴァンス”の大名演である。
 管理人は18秒からの3フレーズ目で,ピアノの音程を下げた瞬間から,ビル・エヴァンストリオのオリジナル演奏が始まったと解釈している。

 『PORTRAIT IN JAZZ』は,強面=ホードボイルドなビル・エヴァンスを聴くためのアルバムであるが【スプリング・イズ・ヒア】の美しさは,そんな“強面色”をわずか1トラックで吹き飛ばすパワーがある。ビル・エヴァンスは,正しく“耽美主義者”であった。

 何の前触れもなく訪れるハイライト,4分0秒から4分18秒までのフレーズが大好きである。
 いやっ【スプリング・イズ・ヒア】では全く吠えないスコット・ラファロベースが,最後の最後に繰り出した4分54秒からの“必殺”フレーズが好き。永遠の美を封じ込めた“神業”であろう。

 
BILL EVANS : Piano
SCOTT LaFARO : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
 

PORTRAIT IN JAZZ-1
PORTRAIT IN JAZZ
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