『STUDY IN BROWN』の3曲目は【SWINGIN’】(以下【スインギン】)。
【スインギン】は正真正銘のスイング! この“淀みなく流れるプレイ”に酔いしれる! 一糸乱れぬユニゾン&メンバー各自のソロ回し! チームワークと個人プレー,その両方を同時に楽しめる,名演中の名演である。
【スインギン】のように緊張感とリラックスが同居したトラックは数少ない。こんな名演はいつ聴いても楽しいものだ。素直にリズムに身体が反応してしまう。やっぱり“スイング=快感”である。
クリフォード・ブラウンとハロルド・ランドの“饒舌”なテーマに,3人の超強力リズム隊が彩りを付している。
ピンポイントで12秒と2分23秒で聴こえるピアノ! リッチー・パウエルによるバッキングが,絶妙の“隠し味”。
ハロルド・ランドのテナー・ソロなら1分10秒の“うなるこぶし”と相場は既に決まっている。
クリフォード・ブラウンとマックス・ローチも相変わらず天才的・超人的・神業的,かつパワー炸裂で文句なし! イッツ・ジャズ!
CLIFFORD BROWN=MAX ROACH QUINTET
CLIFFORD BROWN : Trumpet
MAX ROACH : Drums
HAROLD LAND : Tenor Saxophone
GEORGE MORROW : Bass
RICHIE POWELL : Piano
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