「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。
今回は1994年度(第28回)の発表です。
★【ボーカル賞】.ブラウニー~クリフォード・ブラウンに捧げる /
ヘレン・メリル
★【最優秀新人賞】.ムード・スウィング /
ジョシュア・レッドマン
★【編集企画賞】.マスターズ・オブ・ジャズ~20ビットK2ハイ・クオリティーCDシリーズ [全90作]
★【録音賞(海外)】.ザット・シークレット・プレイス /
パティ・オースティン
★【録音賞(国内)】.プレイ・バッハ・トゥデイ /
ジャック・ルーシェ
★【最優秀ビデオ賞】.JAZZ625ジャズ黄金時代の巨人たち
★【最優秀ビデオ賞】.ジャズ・マスターズに捧ぐ~VERVE50周年記念カーネギー・ホール・コンサート・ライブ
大西順子の『ビレッジ・バンガードの大西順子』が【銀賞】受賞。
“ジャズの殿堂”ビレッジ・バンガードに,日本人として初めてステージに立った大西順子の6日間連続公演のライブ盤である。
これはジャズ・ファンにとっては「国民的なビッグ・ニュース?」に違いないのだが,いかんせん,新聞のスミで小さく取り上げられたにすぎなかった。
「大西順子のにとっては小さな一歩だが,日本人ジャズメンにとっては大きな一歩」(by アームストロング風)…と,紹介したいが『ビレッジ・バンガードの大西順子』は単なる歴史のドキュメンタリーなどではない。これぞジャズのドキュメンタリーである。
『ビレッジ・バンガードの大西順子』は,ジャズ・ピアニスト=大西順子のドキュメンタリーであって,ジャズ・ライブそのものである。
そう。実力で“ジャズの殿堂入り”を勝ち取った大西順子は「J-ジャズ界の野茂英雄」である。
コメント
あけましておめでとうございます。
昨年末はワタクシ、少しビル・エヴァンス・トリオにハマってました。ベタですがアルバム、アリス・イン・ワンダーランドを繰り返し聴いてました。
昨年は災害が多かったですが、セラビーさんは大丈夫でしょうか?
ワタクシはなんとか無事です。今年は元号も改まりますね。これを境に平穏な日々が訪れることを期待します。では、また。
和仁さん,コメントありがとうございました♪
昨年もお世話になりました。今年も激動の年になるでしょうが,和仁さんの周辺だけでも平穏な日々が送れますことをお祈りいたします。
ビル・エヴァンス。私も大好きです。美しいピアノですが芯は大暴れです。
キースの新作どうですか? またまた聴き狂っております。あと何年現役で弾いてくれるのか,ラストに日本でソロ・コンサートやってほしい。そんな願いが湧き上がるお正月を過ごしております。