スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 1997年度(第31回)

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCDLPビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。

 今回は1997年度(第31回)の発表です。
 


テネシー・ワルツ / Rendezvous★【金賞】.テネシー・ワルツ
カサンドラ・ウィルソン&ジャッキー・テラソン
 
 


ミズーリの空高く★【銀賞】.ミズーリの空高く
チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー
 
 


ラヴ・シーンズ★【ボーカル賞】.ラブ・シーンズ
ダイアナ・クラール
 
 


ザ・トリオ★【日本ジャズ賞】.ザ・トリオ
小曽根真
 
 


コンプリート・アトラス・イヤーズ★【編集企画賞】.コンプリート・アトラス・イヤーズ
アート・ペッパー
 
 


アメリカの祈り★【製作企画賞】.アメリカの祈り
マンハッタン・トリニティ+1
 
 


トゥルー・バラード★【録音賞(新緑)】.トゥルー・バラード
アーチー・シェップ
 
 


ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION-1★【録音賞(再発)】.XRCDジャズ・シリーズ(全11タイトル)
 
 


インプロヴィゼーション [DVD]★【最優秀ビデオ賞】.インプロヴィゼーション
チャーリー・パーカー他
 
 


テナーズ・エニワン★【最優秀新人賞】.テナーズ・エニワン
ハーリー・アレン
 
 


BEAUTIFUL LOVE★【最優秀新人賞】.ビューティフル・ラブ
ケイコ・リー
 
 


 
 チャーリー・ヘイデン&パット・メセニーの『ミズーリの空高く』が【銀賞】受賞。

 『ミズーリの空高く』は,20年来の付き合いを持つチャーリー・ヘイデンパット・メセニーが,数年間2人きりで構想について語り合い練り上げてきた,ベースギターだけのアコースティックデュオ
 『ミズーリの空高く』は,ジャズを越え音楽をも越えた“崇高な作品”と呼ばれて然るべき“大傑作”である。

 不要な音を徹底的に削ぎ落とし,本当に必要な一音勝負に出た“音の映像作家”パット・メセニー。そのパット・メセニーの音世界をキャッチし,音のパレットを共有しながら色付けに励むチャーリー・ヘイデン。2人がついに完成させたのが“音の空間美”そして“静寂のハーモニー”である。
 暖かい音色と美しい響きを伴って,静かにゆっくりと音が,時が流れていく。幸福の本質とは何なのかを問いかけながら…。

 ウッド・ベースアコースティック・ギターの音色が,自分では手を伸ばしても決して届かない「心の琴線」にまで達し“優しく撫で回してくる”。うれしい。このままずっと聴き続けていたい。音楽に心の底から感動している肌触りが残る。

 言葉を越えた音楽がある。『ミズーリの空高く』はそんな1枚である。

アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

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