「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。
今回は2004年度(第38回)の発表です。
★【銀賞】.ジェントル・バラッズ /
エリック・アレキサンダー
★【ボーカル賞(海外)】.テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ /
ジェーン・モンハイト
★【ボーカル賞(海外)】.夢そよぐ風 /
イリアーヌ・イリアス
★【ボーカル賞(国内)】.ノンストップ・トゥ・ブラジル~ミーツ・イバン・リンス / チャリート
★【編集企画賞】.ヴァーヴ誕生60周年記念企画 スープリーム・サウンド・エディション/エッセンシャル&レア・コレクション
★【製作企画賞】.A列車で行こう / マンハッタン・ジャズ・クインテット
バードランド / マンハッタン・ジャズ・オーケストラ
★【製作企画賞】.ジェントル・バラッズ /
エリック・アレキサンダー
★【最優秀ジャズ・ビデオ賞】.ウイリアム・クラクストン ジャズ・シーン~カメラが聴いたジャズ
★【最優秀録音賞(インストルメント)】.ベサメ・ムーチョ /
ドミニク・ファリナッチ
★【最優秀録音賞(ボーカル)】.シングズ“ワルツ・フォー・デビー” /
シェリル・ベンティーン
★【ニュー・スター賞(海外)】.オン・ザ・ムーン /
ピーター・シンコッティ
先日,都内某所にてアドリブログの読者の男性とお会いしてきた。メインはカシオペア関連だったのだが「ジャズ・ディスク大賞」シリーズも楽しみにしておられるとのことだった。
そんなこんなで管理人も過去ログを読み返してみたのが10月中旬。そうして迎えた11月のランキングに変化を感じた。大御所がいないではないか&ニュー・スターへの転換年!?
エリック・アレキサンダー,ドミニク・ファリナッチ,寺井尚子,上原ひろみ。おおっと,2018年のランキングでも何らおかしくない~。
エリック・アレキサンダーが『ジェントル・バラッズ』で,寺井尚子が『ジャズ・ワルツ』で,上原ひろみが『ブレイン』なのは懐かしい。
当時はこの3人がここまでの大物になるとは予想していなかった。2004年という年はJ-ジャズの転換点として記憶されるべき年だったように思う。
そんな中,安心のブランフォード・マルサリス。まだまだ若手の印象があったブランフォード・マルサリスが,すっかり“お兄さん”しています。どうしたウイントン・マルサリス!
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