“音楽の祭典”2019年度のグラミー賞は,ビリー・アイリッシュ一色! ノミネートの段階で全部で6部門にノミネート。主要4部門全てにノミネートされたアーティストとして史上最年少記録(ノミネート当時17歳)を更新。
ノミネートされた6部門のうち5部門で受賞を果たし,主要4部門の全制覇となった。主要4部門の独占はクリストファー・クロスに次いで,39年振り,史上2人目の快挙。
テイラー・スウィフトが保持していたソロ・アーティストとしてのアルバム賞受賞の最年少記録も塗り替えた。一方,彼女のプロデューサーを務めた兄フィニアスも5部門でノミネートされプロデューサー賞などを受賞。
今年はビリー・アイリッシュのトレードマークである,体のラインが目立たないオーバーサイズでビッグ・シルエットのファッションが流行するのかもしれませんねっ。
ん? ジャズ/フュージョン以外はどうでもよかったですね。
早速「アドリブログ」の本丸『JAZZ』の受賞作の発表で~す。
★ Sozinho / Randy Brecker, soloist
Track from: ROCKS
★ 12 Little Spells /
Esperanza Spalding
★ Finding Gabriel /
Brad Mehldau
★ The Omni-American Book Club: My Journey Through Literature In Music / Brian Lynch Big Band
★ Antidote /
Chick Corea & The Spanish Heart Band
なになに。ランディ・ブレッカーに,ブラッド・メルドーに,エスペランサ・スポルディングに,チック・コリアかっ。
勿論,全員が全員素晴らしいと思うし,この名前の並びが大好きではある。特にブラッド・メルドーについてはスペースをとって祝福したいと思っている。
でも今年ばかりはグラミー受賞者の名前の並びに違和感の方が先に来た。これって日本のレコード大賞? レコード会社の力関係が審査に影響している?
正直,この名前の並びではジャズの未来が危惧される。1960年代がピークということは認めているが,ジャズはこのまま衰退する一方なのだろうか?
日本のお笑い界には頂点にビッグ3がいて,その下にも実力者がわんさかいる。「上が詰まっている」状況で,実力があっても売れない芸人たちが順番待ちをしていた。しかし昨年からの「お笑い第七世代」のブレイクによって,一気にイキのいい若手が売れて行った。管理人はこの状況にジャズをなぞらえたい。
出でよ! ジャズ界の「第七世代」! ランディ・ブレッカーが,ブラッド・メルドーが,チック・コリアが「第七世代」の頭を押さえる状況にこそ,ジャズの未来が待っている!
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