「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。
今回は2008年度(第42回)の発表です。
★【金賞】.ビヨンド・スタンダード /
上原ひろみ~ヒロミズ・ソニックブルーム
★【銀賞】.V.S.O.P. /
マンハッタン・ジャズ・クインテット
★【ボーカル賞(海外)】.ムーン・リバー /
ニッキ・パロット
★【ボーカル賞(海外)】.ソングズ・オブ・アワ・タイム /
シェリル・ベンティーン
★【ボーカル賞(国内)】.バトゥーカーダ~ジャズン・ボッサ /
平賀マリカ
★【製作企画賞】.マイ・フーリッシュ・ハート / レナート・セラーニ
アマポーラ / レナート・セラーニ&ダニーロ・レア・デュオ
オー・ソレ・ミオ / レナート・セラーニ
★【最優秀ジャズ・ビデオ賞】.上原ひろみソニックブルーム・ライブ・イン・コンサート /
上原ひろみ~ヒロミズ・ソニックブルーム
★【最優秀録音賞(ニューレコーディング)】.マイ・フーリッシュ・ハート /
レナート・セラーニ
★【最優秀録音賞(リマスタリング)】.アメイジング・グレース /
ティファニー
★【ニュー・スター賞(海外インスト部門)】.ファイブ・フォー・ファン /
ハイ・ファイブ
★【ニュー・スター賞(海外部門)】.ヒア・アイ・アム /
アマンダ・ブレッカー
★【ニュー・スター賞(国内部門)】.願い/Negai /
Hitomi
2008年度の「ジャズ・ディスク大賞」は上原ひろみ一色。【金賞】【製作企画賞】【最優秀ジャズ・ビデオ賞】の“三冠女王”である。
でもでも…。勿論,2008年当時の上原ひろみも素晴らしい。しかし,個人的に管理人の愛する上原ひろみの音楽は『BRAIN』『SPIRAL』の「ヒロミズ・ソニックブルーム」の前と『VOICE』以降の「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト フィーチャリング・アンソニー・ジャクソン & サイモン・フィリップス」の「ヒロミズ・ソニックブルーム」の後なのだから,ちょうど管理人の上原ひろみの愛聴盤リストから『TIME CONTROL』『BEYOND STANDARD』が抜け落ちている。
だから三冠受賞を手放しでは喜ばない。上原ひろみを聴くのなら「ヒロミズ・ソニックブルーム」ではない。そのことを踏まえて「ヒロミズ・ソニックブルーム」は楽しんだら楽しめる!
コメント