スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。
今回は51~55位の発表です。
★54.ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン VOL.1, VOL.2 /
オーネット・コールマン
キース・ジャレット・トリオの2枚が同時ランクイン。
『あなたの好きなキース・ジャレット・トリオの1曲は?』では,無敵の強さを誇ったキース・ジャレットの『スタンダーズ, VOL.1』を“完全復活”ののろしを上げた『ウィスパー・ノット』が上回っている。
実は管理人のキース・ジャレット・トリオの1枚は『マイ・フーリッシュ・ハート』が出るまでは,体調や季節の変化に合わせ『アット・ザ・ディア・ヘッド・イン』な時期があるにしろ,長らく『ウィスパー・ノット』が鎮座した。
それ程までに強烈なスイング感と疾走感。キース・ジャレットが大爆発し,ゲイリー・ピーコックとジャック・デジョネットがキースに離されまいとして前がかりになって攻め上がっていく感じが素晴らしい。
ただし『ウィスパー・ノット』は受けには弱い。その点『スタンダーズ, VOL.1』はじわじわと攻めてくる。
この「空気感」のニュアンスが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」と『あなたの好きなキース・ジャレット・トリオの1曲は?』の違いなのであろう。
これと似た理由でのビル・エヴァンスの祝『エクスプロレイションズ』!
コメント