スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100-13

 スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。
 今回は36~40位の発表です。
 


 
ザ・シーン・チェンジズ★40.ザ・シーン・チェンジズ
バド・パウエル
 
 


 
ソニー・ロリンズ VOL.2★39.ソニー・ロリンズ VOL.2
ソニー・ロリンズ
 
 


 
ワード・オブ・マウス★38.ワード・オブ・マウス
ジャコ・パストリアス
 
 


 
チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル VOL.1★37.チャーリー・パーカー・ストーリー・オン・ダイアル VOL.1
チャーリー・パーカー
 
 


 
スピーク・ライク・ア・チャイルド★36.スピーク・ライク・ア・チャイルド
ハービー・ハンコック
 
 


 
 「ベース界の革命児」「世界一のベーシスト」であったジャコパスが“ト-タル・ミュージシャン”ジャコ・パストリアスとして才能を示した『ワード・オブ・マウス』。

 『ワード・オブ・マウス』を名盤として受け入れられるまでには,多少の時間が必要である。
 フュージョン好き,そしてウェザー・リポート好きとしては,ベースをメロディ楽器の位置にまで高めた『ジャコ・パストリアスの肖像』であって,アレンジ重視のビッグ・バンドベースを弾いているジャコパスは“ハズレ”に思えた。

 しかし,ジャコパスベースを一週した頃,改めて聴くとガツンと来る。地味に鳴る続ける『ワード・オブ・マウス』の壮大なスケールを描くために準備された「繊細な表現の雲海」を目の当たりにした瞬間に稲妻が走る!
 油絵のようなデッサン力,そして漆塗りの裏地の美意識!

 『ワード・オブ・マウス』抜きにして“ト-タル・ミュージシャン”ジャコ・パストリアスについては語れない。

アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

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