スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100-18

 スイングジャーナル誌2001年1月号で実施された読者アンケート企画「21世紀に残したい読者が選ぶ名盤ベスト100」のスーパーカウントダウン。それが「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」。
 今回は11~15位の発表です。
 


 
フル・ハウス★15.フル・ハウス
ウェス・モンゴメリー
 
 


エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポットVol.1+1★14.エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット VOL.1
エリック・ドルフィー
 
 


クッキン★13.クッキン
マイルス・デイビス
 
 


STUDY IN BROWN-1★12.スタディ・イン・ブラウン
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ
 
 


ブルー・トレイン★11.ブルー・トレイン
ジョン・コルトレーン
 
 


 
 ウェス・モンゴメリーの『フル・ハウス』がランクイン。15位のランクインにほっと胸を撫でおろす。
 なぜなら「スイングジャーナル読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」におけるギタリストのアルバムは,56位の「ジム・ホールアンフェラス協奏曲」以来,久々だったのだから…。

 まぁ,ジャズにおいてギターという楽器は相対的に人気薄。やはりジャズとはトランペットサックスの管楽器がメイン。
 でも,だからといってギタージャズ的でないとは思わない。理由はウェス・モンゴメリーであり『フル・ハウス』である。

 ウェス・モンゴメリーの「オクターブ奏法」のギターが,あのジョニー・グリフィンテナーサックス,あのウィントン・ケリーピアノ,あのポール・チェンバースベース,あのジミー・コブドラムを圧倒している。
 ウェス・モンゴメリーの「親指ピッキング」のギターが乗りに乗ってドライブしている。ホーン・ライクなギターが歌っている。

 『フル・ハウス』のようなライブ盤を聴かされたら,ジャズギターはマイナー,とは口が裂けても言えなくなる。ウェス・モンゴメリーランクインに喜び以上の安堵感を覚える。
 読者の皆さん。ギター界にもジャズ・ジャイアンツは結構多いんですよっ。

アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

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