《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は同率391位の発表です。
★391.‘ROUND MIDNIGHT /
GENIUS OF MODERN MUSIC VOL.1 /
セロニアス・モンク
★391.BLUE BOSSA /
PAGE ONE /
ジョー・ヘンダーソン
★391.WATCHING THE RIVER FLOW /
THE GADD GANG /
スティーブ・ガッド
★391.EVERYTHING YOU DO /
THE GADD GANG /
スティーブ・ガッド
★391.CARAVAN /
KENNY DREW TRIO /
ケニー・ドリュー
★391.36141 /
THE MAN WITH THE BASS /
ロン・カーター
★391.ALL GOD’S CHILLUN GOD RHYTHM /
MAX ROACH AND CLIFFORD BROWN IN CONCERT! /
クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ
★391.MOSAIC /
MOSAIC /
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
★391.ARE YOU REAL? /
MOANIN’ /
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
★391.MY FUNNY VALENTINE /
LINE FOR LYONS /
スタン・ゲッツ&チェット・ベイカー
スティーブ・ガッドの初リーダー作『ガッド・ギャング』から2曲が同時ランクイン!
「スタッフ」の続編を思わせる音造りの中にも,スティーブ・ガッドの良い意味で“わがまま”なドラミングが素晴らしい。スティーブ・ガッドのドラム・ソロに他のメンバーがメロディーを付けた,そんなスタンスの2曲である。
批評家たるもの「甲乙をつけずには生きていけない人種」である。偶然なのかもしれないが,そんな批評家の代表格たる“ジャズ・マスター”たちが,同じアルバムの中の2曲を同順位に置いたとは…。この“肝っ玉の据わった”選曲に敬意を表します。
コメント
ブルーボッサはケータイのメール着信音になってます。
BLUE LIFEさん,コメントありがとうございます♪
【ブルー・ボッサ】がメールの着信音とはいかしていますね。
着メロは元気でないと気付かないので私のメールの着信音は【ボヘミア・アフター・ダーク】です。
“華やかな”フュージョン・ドラマー/スティーブ・ガッドの2曲同時ランクインも素晴らしいですが“地味な”ジャズ・ドラマー/アート・ブレイキーも2曲同時ランクインしていますね。ブレイキーが好きです。
のぶひでさん,コメントありがとうございます♪
もちろん私もブレイキー大好きです。「ナイアガラ」がキャッチ・フレーズのブレイキーですが,実際は地味というか“堅実”なドラミングですよね。
「普通にやることが一番難しい」といった格言があったように思いますが,ブレイキーにピッタリ当てはまる格言だと思います。