《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は381位~383位の発表です。
★383.CONFIRMATION /
I’M OLD FASHION /
渡辺貞夫
★383.BLACK MARKET /
8:30 /
ウェザー・リポート
★383.TYNY’S TEMPO /
CHARLIE PARKER ON SAVOY VOL.1 /
チャーリー・パーカー
★383.A NIGHT IN TUNISIA /
OUR MAN IN PARIS /
デクスター・ゴードン
★381.CENTRAL PARK WEST /
COLTRANE’S SOUND /
ジョン・コルトレーン
★381.SPRING IS HERE /
PORTRAIT IN JAZZ /
ビル・エヴァンス
この6人。もしも渡辺貞夫だけに見劣りを感じてしまったとしたら,それは大間違いである。渡辺貞夫が,真に「世界のナベサダ」となった瞬間=【CONFIRMATION】を聴き直してから「出直して来い!」である。
【CONFIRMATION】は,渡辺貞夫が,ハンク・ジョーンズ,ロン・カーター,トニー・ウィリアムスによる「グレート・ジャズ・トリオ」と「がっぷり四つ」。
「グレート・ジャズ・トリオ」の面々も“パーカー派”渡辺貞夫の名演に“本家”チャーリー・パーカーとの共演気分を味わえたのではなかろうか?
世界有数のピアノ・トリオを“威風堂々”と従えた“ジャズ・ジャイアント”「世界のナベサダ」の証しである。
コメント
この6曲の中では「ブラック・マーケット」が好きです。ライブなのにスタジオ並みの「音の弾丸」に圧倒されてしまいます。
hiroさん,コメントありがとうございます♪
【ブラック・マーケット】でのザビヌルいいですよね。ジャコとやり合っている感がたまりません。でも真の主役は中盤から乱入してくるショーターだと思います。どうでしょうか?
ロングトールなオジサンのが好きです。
BLUE LIFEさん,コメントありがとうございます♪
男性パリジェンヌなロングトールなオジサン。私も大好きです。