《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は322位~325位の発表です。
★325.TOO YOUNG TO GO STEADY /
STANDARDS LIVE /
キース・ジャレット
★324.BE-BOP /
SONNY CLARK TRIO /
ソニー・クラーク
★323.OLD DEVIL MOON /
A NIGHT AT THE VILLAGE VANGUARD, VOL.1 /
ソニー・ロリンズ
★322.FALLING IN LOVE WITH LOVE /
STANDARDS LIVE /
キース・ジャレット
キース・ジャレット・トリオの大名盤『星影のステラ』から2曲が同時ランクイン! キース・ジャレット・トリオがまだ「スタンダーズ・トリオ」を名乗っていた時代の「壮快なライブ盤」! “ザ・ライブ・バンド”「スタンダーズ・トリオ」の船出を記念した“極上の”2曲である。
【恋に恋して】におけるキース・ジャレット・トリオのヨガリ具合は“悶絶もの”である。この時のキース・ジャレットは相当来ている。しかしこのスインギーなハイテンションがウソのようなピアノの美しさ。このテイストは3人ではなく1人。トリオで表現した“ベース&ドラム・レス”なキース・ジャレットのピアノ・ソロであろう。感情が迸る,実に激しい音楽である。
【トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ】では一転,ピアノ・トリオとしてバランスのいい演奏である。キース・ジャレットもゲイリー・ピーコックも当然良いが,特筆すべきはジャック・デジョネットのドラミング! ジャック・デジョネットにしては“地味な”終盤でのドラム・ソロには「ハートが鷲掴み」される思いである。
やはりこの3人はタダモノではあ~りません。好きだ~。
コメント
ソニー・クラークもいいですよねえ。ソニー・ロリンズもいいですよねえ。
BLUE LIFEさん,コメントありがとうございます♪
クラークもいい。ロリンズもいい。でもキースが最高にいい。決まった~。