《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は238~240位の発表です。
★240.THE GOLDEN STRIKER /
NO SUN IN VENICE:PLAYS ONE NEVER
KNOWS / モダン・ジャズ・カルテット
★240.OLEO /
RELAXIN’ /
マイルス・デイビス
★240.STELLA BY STARLIGHT /
1958 MILES /
マイルス・デイビス
★240.WALTZ FOR DEBBY /
KNOW WHAT I MEAN /
キャノンボール・アダレイ
★239.A NIGHT IN TUNISIA /
CHARLIE PARKER ON DIAL VOL.1 /
チャーリー・パーカー
★238.MY SONG /
MY SONG /
キース・ジャレット
キース・ジャレットの本質は“メロディ・メーカー”である。ヨーロピアン・カルテットでの【マイ・ソング】を聴いてほしい。「時に甘く,時に冷たく,時に温かい」珠玉のメロディ。中盤のピアノ・ソロでのスロー・ダウンに郷愁を感じる。
書きたいこと語りたいことが山ほど詰まった【マイ・ソング】の結論! 【マイ・ソング】の真実とは,事前に書かれた【ケルン,1975年1月24日 パートⅠ】である。
コメント
入門中の者です。エントリを拝見して直感にしたがって『マイ・ソング』を購入し、これを教えていただいて本当に良かったと思っています。ありがとうございました。
幻灯機さん,コメントありがとうございます♪
『マイ・ソング』! 美しいですよね。プロデューサーのマンフレート・アイヒャーが太鼓判を押す「JAZZの古典」に違いありません。
キース・ジャレットのピアノとヤンガルバレクのサックスの“凛とした”美しさは,女性のそれとは違う“男のロマン”がプンプン匂ってきます。
ドライブがお好きのようですね。『マイ・ソング』が一番似合うのは紅葉の秋です。あの落ち葉の花道を『マイ・ソング』でどうぞ…。あっ,春にもどうぞ…。