《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は197~200位の発表です。
★200.BEAUTIFUL LOVE /
EXPLORATIONS /
ビル・エヴァンス
★199.SUMMERTIME /
CHARLIE PARKER WITH STRINGS /
チャーリー・パーカー
★197.DOLPHIN DANCE /
MAIDEN VOYAGE /
ハービー・ハンコック
★197.WORK SONG /
CANNONBALL IN JAPAN /
キャノンボール・アダレイ
ビル・エヴァンスの【ビューティフル・ラヴ】がランクイン。
【ビューティフル・ラヴ】は「リバーサイド4部作」の1枚『エクスプロレイションズ』収録。「リバーサイド4部作」の中で『エクスプロレイションズ』だけはアルバム単位の完成度ではなくトラック単位で語られることの多い“損な”性格を有している。
これは裏を返せば1曲1曲が強烈な個性を帯びている証しであろう。【ビューティフル・ラヴ】も“アルバム抜きで”語られる口。
『エクスプロレイションズ』での知名度では【イスラエル】【エルザ】【ナーディス】に負ける,第2グループ所属の【ビューティフル・ラヴ】だが,ビル・エヴァンスの“尖がった”アレンジはスイング好きなら絶対に外せない。
【ビューティフル・ラヴ】こそ“エヴァンス派”のお手本通りの名演である。お師匠様~。
コメント
ご無沙汰してました。先日、急にチャーリー・パーカーが聴きたくなりTSUTAYAにて2作品程借りました。良かったです。
和仁さん,コメントありがとうございます♪
チャーリー・パーカーを聴いて2012年もハイスピードで!