《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は126~130位の発表です。
★130.I COULD HAVE DANCED ALL NIGHT /
MY FAIR LADY /
シェリー・マン
★129.THEME FROM ‘BLACK ORPHEUS’ /
TAKE TEN /
ポール・デスモンド
★128.FLY WITH THE WIND /
FLY WITH THE WIND /
マッコイ・タイナー
★126.BYE BYE BLACKBIRD /
‘ROUND ABOUT MIDNIGHT /
マイルス・デイビス
★126.IMPRESSIONS /
IMPRESSIONS /
ジョン・コルトレーン
このランキングを見てジョン・コルトレーンとマッコイ・タイナーの結びつきに目が行くのが普通のジャズ・ファンだと思うが,ジャズ・マニアの上級者にはジョン・コルトレーンとマイルス・デイビスが結びつく。
【BYE BYE BLACKBIRD】のテナー・サックス奏者がジョン・コルトレーンだったことを指摘したいわけではない。【IMPRESSIONS】におけるマイルス・デイビスの影響である。
【IMPRESSIONS】をマイルス・デイビスの【SO WHAT?】の高速チューンと読み取れば,これがもろ…。
生真面目なコルトレーンの“激情の師匠”はセロニアス・モンクであろうが,モンク師匠の後ろに“帝王”マイルス・デイビスが鎮座している。
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