《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は76~80位の発表です。
★80.FULL HOUSE /
FULL HOUSE /
ウェス・モンゴメリー
★79.SONG FOR MY FATHER /
SONG FOR MY FATHER /
ホレス・シルヴァー
★78.‘ROUND ABOUT MIDNIGHT /
SOLO ON VOGUE /
セロニアス・モンク
★77.BLUE IN GREEN /
PORTRAIT IN JAZZ /
ビル・エヴァンス
★76.SOMETIME AGO – LA FIESTA /
RETURN TO FOREVER /
チック・コリア
ホレス・シルヴァーの【ソング・フォー・マイ・ファーザー】がランクイン。
あのスティーリー・ダンもカヴァーした,キャッチーなメロディーと粘っこく腰の重いリズムで“ファンキー”したホレス・シルヴァーの“決定的”名演である。
ポップな曲調にダークな演奏。ファンキー・ジャズ好きの“病みつき率”は相当に高い。ついついリピートしすぎて腹に溜まってしまう。それでも決して飽きがこない。
言わば「ファンキー・ジャズのかっぱえびせん」。それが【ソング・フォー・マイ・ファーザー】の真髄であろう。
コメント
有名何処が勢揃いしてますね!
ホレスさんのこの曲は、モダンジャズの名曲ですね。
一度聴くと、あのメロディーが頭から離れません(笑)
「ブルー・イン・グリーン」は、エバンスの美が詰まった名曲であり名演ですね。
「フル・ハウス」は、テンション上がりますね!
今でも大好きです。ジャケットも格好いい♪
クワガッタンさん,コメントありがとうございます♪
有名何処が勢揃いです。TOP100以内のランキングは何を取り上げようか悩んでしまいます。
今回のホレス・シルヴァーはクワガッタンの仰る通り「一度聴くと、あのメロディーが頭から離れません」ので。
【ブルー・イン・グリーン】【フル・ハウス】は,クワガッタンさんに紹介していただきましたので残る2トラックもプチ批評。
【ラウンド・ミッドナイト】は思いのほか明るめのミッドナイトですし【サムタイム・アゴー~ラ・フィエスタ】のラスト盛り上がりがピュアです。