《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は52~54位の発表です。
★54.SOFTRY, AS IN A MORNING SUNRISE /
CONCORDE /
モダン・ジャズ・カルテット
★54.DEEP NIGHT /
COOL STRUTTIN’ /
ソニー・クラーク
★53.STELLA BY STARLIGHT /
MY FUNNY VALENTINE /
マイルス・デイビス
★52.CONCIERTO DE ARANJUEZ /
CONCIERTO /
ジム・ホール
偶然にしても出来すぎのマイナー調ジャズ・ナンバーがズラリ! “泣く子も黙る”モダン・ジャズ・カルテット。『クール・ストラッティン』のなかでも2管の端正なハーモニー。“ムーディーな”マイルス・デイビス。そして「いぶし銀」のジム・ホールの【アランフェス協奏曲】。
この4トラックはジャズ中のジャズの名演。ジャズ界の「宝物」。しかしこの4トラックをクラシック・ファンへ捧げたいと思ってしまう。
ジャズとクラシック。永遠のライバルにして永遠のお友達。この4トラックの“試金石”でクラシック・ファンへ大パンチ。さてさて,どんなボディ・ブローが返ってくることやら? クラシック・ファンが語る感想の中にジャズの魅力が詰まっている!
コメント
これは意外性のあるalbumが並んでますね。
MJQもよりによって…と云う代物ですし、Sonny Clarkのクールストゥラティンはもっと上位かと(-“-;)
まぁ、ある程度上位になると、その時の再発のタイミングも関係して来るとは思いますが。
実は当方、父がクラシックfanだったので、昭和時代の名盤500枚位を小学生の頃から聴いて育ちましたが、ジャズやらロックやらで料理されるクラシックの名曲に関しては、脳内セレクターなるスイッチで切り替えて聴く体質でして、特に善いとも悪いとも思わなかったりします(笑)
今日は久し振りにグリフィンの「The Man I Love」(blacklion)と、スティットの「Groovin’ High」(Atlas)を堪能しておりました。
矢張り後期ペッパーのフニャフニャしたフレーズは微妙ですw
やまchanさん,コメントありがとうございます♪
やまchanさんよろしく,ジャズ・マニアであるのなら,この意外性のランキングに思うところがあることと思います。
クラシック料理の脳内セレクターのくだり。うらやましいです。私はクラシックの原曲を聞いていても,ジャズ・バージョンが脳内で流れ出してしまう体質です。クラシックも指揮者によってアレンジが変化しますので,これもありかなぁ?
グリフィン&スティット。豪快です。後期ペッパー。大吠えです。私は3人とも大好きです。