《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》
「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
今回は26~30位の発表です。
★30.GIANT STEPS /
GIANT STEPS /
ジョン・コルトレーン
★29.FIVE SPOT AFTER DARK /
BLUES-ETTE /
カーティス・フラー
★28.BAG’S GROOVE (TAKE 1) /
BAG’S GROOVE /
マイルス・デイビス
★27.SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE /
SONNY CLARK TRIO /
ソニー・クラーク
★26.DJANGO /
DJANGO /
モダン・ジャズ・カルテット
【モーニン】と双璧となるファンキー・ジャズの大名演=カーティス・フラーの【ファイブ・スポット・アフター・ダーク】がランクイン。
【モーニン】もそうだったが【ファイブ・スポット・アフター・ダーク】の主役も“ゴルソン・ハーモニー”!
【ファイブ・スポット・アフター・ダーク】における“ゴルソン・ハーモニー”の特長とは,ブルース・フィーリングで演奏されるテナー・サックスとトロンボーンの低音域での豊かな“ユニゾン・ハーモニー”!
巷のジャズ・ファンの中には【ファイブ・スポット・アフター・ダーク】の成功は“ゴルソン・ハーモニー”であってトロンボーン奏者は誰でも良かった,とのたまうやからが存在するが,このブルース・フィーリング&ハーモニー・センスはカーティス・フラーがいればこそ!
ベニー・ゴルソンの才能の一つは,自分の周りに大演者が集まること! 忘れないでね!
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