MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500-95

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
 『ジャズ名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
 そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
 ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》

 「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
 今回は6~10位の発表です。
 


 
クール・ストラッティン★10.COOL STRUTTIN’
COOL STRUTTIN’
ソニー・クラーク
 


 
モーニン★9.MOANIN’
MOANIN’
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ
 


 
THE SCENE CHANGES - THE AMAZING BUD POWELL VOL.5-1★8.CLEOPATRA’S DREAM
THE SCENE CHANGES – THE AMAZING BUD POWELL VOL.5
バド・パウエル
 


 
サキソフォン・コロッサス★7.MORITAT
SAXOPHONE COLOSSUS
ソニー・ロリンズ
 


 
Kind of Blue★6.SO WHAT
KIND OF BLUE
マイルス・デイビス
 


 
 ついに栄光のTOP10の大発表! マイルス・デイビスソニー・ロリンズバド・パウエルアート・ブレイキーソニー・クラークの代表トラック。もはやどれが1位を取ってもおかしくなんかありません。

 そういう訳で管理人の私的ピックアップは音楽性以外。【クール・ストラッティン】が10位とは“世界一のジャズ大国”日本ならでは。紹介のされ方もソニー・クラークがうんぬん以上にジャケット写真の“おみあし”推し。全てが素晴らしいのでありました。

 『サキコロ』からは【モリタート】がランクイン。『サキコロ』自体が全曲大名演なのだが,このランキングLP全盛期を経験したジャズ喫茶のマスター・セレクション
 とりわけA面1曲目の【セント・トーマス】か,B面1曲目の【モリタート】のどちらの盤面を先にかけるかを迷ったという都市伝説。

 【モリタート】派の『サキコロ』ファンの皆さんは再来月の1日まで喜びを噛みしめていてください。

アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION

コメント

  1. やまChan より:

    やはりtop 10ともなると、当たり前にして超有名盤ばかりで、レコード屋さんのカタログで “A” マークの商品ですね。
    一度コレクションを手放して、再度蒐集しようとしている当方には、いつでも買い直しの利く “後回しになりがちalbum” でもあります。という訳で、未だに Sonny Clark の Cool Struttin’ が手元にありません(笑)
    さて、ローリンのサキコロですね。三文オペラのマックザナイフからかけるかカリプソの聖トーマスからかけるかの議論、当方は勿論セイントのA面からで、ローチのdrumを先ず聴かなければスピーカ様が機嫌を損ねる訳で、お次に収録のballadでローリンの強烈なフィンガリングと “名盤請け負い人トミフラ” のpianoを満喫しなければ消化不良を起こしかねません。
    マックは先ずA面で緊張感を味わってから、小休止を入れて聴いてこそではないか?と、こそばゆいコメントを置いて往くとしましょう。

  2. セラビーセラビー より:

    やまChanさん,コメントありがとうございます♪
    「top 10 超有名盤の”A” マーク」の真実とは「いつでも買い直しの利く “後回しになりがちalbum” 」のことなのですね。ツボをついたコメントに唸らされました。
    いつ買い直そうか考え続けて,紙ジャケ&リマスター待ちに超有名盤がちらほらと。もう即決しないとダメですよね~。
    「三文オペラのマックザナイフからかけるかカリプソの聖トーマスからかけるかの議論」。私も【セント・トーマス】派なのですが,意外や意外に【マック・ザ・ナイフ】派も結構しっています。その日の気温や湿度次第で【マック・ザ・ナイフ】に流れるこ日の快感がJAZZを感じます。
    こそばゆいコメント。こそばゆかったです。

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