「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。
今回は1976年度(第10回)の発表です。
★【金賞】.インサイツ /
秋吉敏子~ルー・タバキン・ビッグ・バンド
★【日本ジャズ賞】.ギルド・フォー・ヒューマン・ミュージック /
富樫雅彦
★【録音賞(国内)】.サイド・バイ・サイド2 /
八城一夫トリオ
★【編集企画賞】.MCAビッグ・バンド・ジャズ・シリーズ [全12作]
★【編集企画賞】.メエルストルムの渦 /
レニー・トリスターノ
ジャズ・ディスク大賞は【金賞】【銀賞】【日本ジャズ賞】しか意味がないと思っていたが【編集企画賞】は,どうしても必要だと思うようになった。
【編集企画賞】の存在によってレコード会社のモチベーションが上がるのであれば,この賞を乱発してもよい。
「生きる伝説」と化していたレニー・トリスターノを“拝み倒しては”過去の発掘音源の発売権を交渉・獲得してきた「EAST WIND」の熱心な仕事ぶりは最大限の称賛に値する。
『メエルストルムの渦』の発売はジャズの歴史において大変貴重なものだと思う。
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