「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCD/LP/ビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。
今回は1977年度(第11回)の発表です。
★【銀賞】.ザ・グレイト・ジャズ・トリオ・アット・ザ・ビレッジ・バンガードVOL.1,2 / ザ・グレイト・ジャズ・トリオ
★【銀賞】.テイルズ・オブ・アナザー /
ゲイリー・ピーコック
★【ボーカル賞】.ハイ・フライ /
カーリン・クローグ&アーチー・シェップ
★【録音賞(海外)】.フィンガー・ペインティング /
アール・クルー
★【録音賞(海外)】.ルビサ・パトロール /
アート・ランディ
★【録音賞(国内)】.レディ・バード /
八城一夫~横内章次
★【制作企画賞】.ジョン・コルトレーン没後10周年追悼企画 [3作]
全43回のジャズ・ディスク大賞であるが,個人的には1977年度のジャズ・ディスク大賞が一番熱い!
なんてったって,選考が難航したのか【銀賞】が異例の3つ。その【銀賞】のどれもが【金賞】を獲ってもおかしくない超名盤の揃い踏み!
ハービー・ハンコックの“最高傑作”『ニューポートの追想』。ハンク・ジョーンズの“最高傑作”『ザ・グレイト・ジャズ・トリオ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』。ゲイリー・ピーコックの“最高傑作”『テイルズ・オブ・アナザー』。ウェザー・リポートの“最高傑作”『ヘビー・ウェザー』。
こんなことってある? 管理人も悩みに悩んで【金賞】はハービー・ハンコックの『ニューポートの追想』に決めましたが,お好みで『ザ・グレイト・ジャズ・トリオ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』にも『テイルズ・オブ・アナザー』にも『ヘビー・ウェザー』にも【金賞】を与えてOKです。「名盤の当たり年」1977年度ばかりは許されることでしょう。
コメント