スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞 1978年度(第12回)

 「スイングジャーナル」誌が,レコード会社各社の自薦ノミネート作品を基にして,国内で該当年度中に発売されたCDLPビデオを対象に同誌委託の「ジャズ・ディスク大賞選考委員」によって選出される,日本ジャズ界に最も貢献した作品に贈られる「ジャズ・ディスク大賞」。

 今回は1978年度(第12回)の発表です。
 


クンビア&ジャズ・フュージョン★【金賞】.クンビア&ジャズ・フュージョン
チャールス・ミンガス
 
 


サンベア・コンサート★【銀賞】.サンベア・コンサート
キース・ジャレット
 
 


ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン★【ボーカル賞】.ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン
サラ・ボーン&オスカー・ピーターソン・ビッグ4
 
 


BACK TO THE SEA★【日本ジャズ賞】.海の誘い
三木敏悟&インナー・ギャラクシー・オーケストラ
 
 


ビッグ・ブルース★【録音賞(海外)】.ビッグ・ブルース
アート・ファーマー&ジム・ホール
 
 


HUNT UP WIND★【録音賞(国内)】.ハント・アップ・ウインド
福村博・ウイズ・渡辺貞夫
 
 


ジャズ栄光の巨人たち★【編集企画賞】.ジャズ栄光の巨人たち全20巻
 
 
 


カリフォルニア・シャワー★【制作企画賞】.カリフォルニア・シャワー
渡辺貞夫
 
 


 
 キース・ジャレット完全即興ソロ・ピアノの日本公演集『サンベア・コンサート』が【銀賞受賞

 『サンベア・コンサート』は,今でこそ「CD6枚組」(これでも凄い!)だが「ジャズ・ディスク大賞」選考時は「LP10枚」組。圧倒的なボリュームである。

 思うに,この「LP10枚組」なのが【銀賞】の理由である。内容で選べば突出した【金賞】もののLPが10枚。
 1枚1枚その全てが【金賞】ものなのだから1枚でも聴き終わると疲れが出る。

 それでも10枚が10枚ともオミットできないクオリティなのだから致し方ない。もやは大衆向けではない。もはや選考委員向けでもない。ただ美しい音楽が聴きたい,美しいピアノが聴きたい,芸術としてのジャズが聴きたい人のためにリリースされたのが『サンベア・コンサート』なのである。

 『サンベア・コンサート』が,LP1枚,あるいは2枚組,3枚組までであれば【金賞受賞は勿論のこと,あの『ケルン・コンサート』並みの人気を博したことと思っている。

 一般大衆にとって『サンベア・コンサート』の「質と量」が神すぎた。スイングジャーナルの読者としても「LP10枚組」を【金賞】に推されても困ってしまう?
 キース・ジャレットが【金賞】をチャールス・ミンガスに譲ったのは,ただそれだけの理由なのである…。

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